製品名 | 信州駒ヶ原 ヤマソービニオン |
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品目 | 果実酒(赤ワイン) |
生産数 | 5,700本 |
栽培地 | 長野県上伊那郡宮田村 |
土壌 | 砂質・粘土質を含んだ壌土 |
品種 | ヤマソービニオン |
度数 | 11% |
適温 | 16~18℃ |
内容量 | 720ml |
醸造地 | マルス信州蒸溜所 |
製造者 | 本坊酒造株式会社+M |
「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」の生産者により、垣根仕立てで栽培されるヤマソービニオン葡萄は、「黒紫色の小粒で、糖度が高く」「しっかりとした酸」のある「腰の強い」味わいのものとなります。「信州駒ヶ原」は、「熟度が高く」「凝縮された」時期に収穫されたヤマソービニオン葡萄の個性を最大限に引き出すために、標高798mの地で、最適な自然環境のもと醸造後、数ヶ月間の熟成を行い瓶詰めしました。紫系色素の多い鮮やかな色合いを見せ、カベルネ・ソーヴィニヨンのアロマ持ち、山ぶどうの野性的で郷愁をそそる独特の風味が楽しめる赤ワインに落ち着いた風格が備わった赤ワインの逸品です。
※ヤマソービニオンは、山ぶどうとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種です。
タイプ | ミディアムボディ(辛口) |
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色 | 黒みがかった輝きのあるルビー色。紫色の色調に濃さと輝きがあり、健康的で若々しい。 |
香り | ヤマソービニオン特有の森林の香りに木イチゴのジャムを煮詰めた香りが感じられる。 |
味わい | 山ぶどう由来のしっかりとした酸味と、カベルネ・ソーヴィニョン由来のアロマと適度な渋みが感じられる。 |
料理との相性 | 和食からジビエ料理などの個性的な料理まで相性が良い。 |
1985年、本坊酒造株は長野県の宮田村に蒸溜所を開設しました。長野県上伊那郡の中央部に位置する宮田村は、太田切川左岸の扇状地である平野部と、中央アルプス駒ヶ岳に至るまでの深い山地からなっています。農業が主な産業だった宮田村では、その気候風土を生かし、稲作やりんご栽培がおこなわれていました。しかし、1990年代に入り、村の高齢化や後継者不足、そして減反政策などの影響で転作を迫られるようになりました。
高齢者でも栽培できる農産物は何かないか?その時に白羽の矢が立ったのが、当時山梨大学の農学博士「山川祥秀教授」が開発した「ヤマソービニオン」でした。
山川祥秀教授が開発した「ヤマソービニオン」は、日本に自生する山葡萄を母として、ボルドーを代表する最高級醸造用葡萄品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを父として生まれた交配品種です。果粒は、紫黒色の小粒で果房は中程度、酸味はやや多いですが、糖度も高く、一般的なヨーロッパ系ワイン品種よりも日本の気候に適し、裂果しない、病害虫に強い、収量が安定しているなどの特徴があります。
山葡萄の持つ野性的で郷愁をそそる独特の風味と、カベルネ・ソーヴィニヨンの持つ上品で芳醇な香りは、ワイン醸造用原料として適した品種といえます。
長野県南部、天竜川に沿って通称「伊那谷」と呼ばれる自然豊かな地域があります。
「信州駒ヶ原」は、伊那谷の一角、中央アルプス駒ヶ岳山塊東斜面から天竜川に広がる扇状地左翼に位置する肥沃な台地です。
標高600mを超える山麓東斜面は、「気温格差が大きく」、「湿度が低く年間降水量が少ない」内陸性気候に属しており、河川に沿って開墾された田切地形と呼ばれる台地「駒ヶ原」は、「日照時間が長く、水はけが良い」葡萄栽培に恵まれた自然環境です。
妊娠中や授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがありますので、気をつけましょう。飲酒は20歳になってから。